ソマッチックヒーリング体験談

30代女性  乳がん再発肺転移

<初回、二回目のセッション後の印象>

以前、他所でヒプノセラピーを受けたことがあります。
前世を知ることが出来たり、
マスターからのメッセージを受けたり・・・
という不思議な体験は実は全くしていません。
俗に言う「催眠」という概念からいうと、
自分は本当に催眠に入れていたのかな?と不安もあったのですが、
セラピー後、身体の不調が改善され、心の安らぎと、思考の変化と、
その後の生活の中でたくさんの気づきがありました。
催眠療法に確かな癒しの効果があることを充分に感じられたので、
この経験が、ソマティックヒーリングを
すんなり受け入れられる準備となっていたようです。

初めてのソマティックは、沢山のセラピストさんに囲まれ、
最初は少々緊張しましたが、
催眠に入ったあとはリラックス出来ました。
この、沢山のセラピストさんがいてくださったことが、
思いのほか私を癒してくれることとなりました。
それは催眠運動の時です。
自分の思うままに身体を動かし、それに合わせてセラピストの皆さんが、
励ましの声をかけてくれながら運動を手伝ってくださることに、
自分自身に物凄く沢山の愛が注がれているという感じを受けました。
何ともいい難い、救われる思いです。

というのも、このセッションの少し前に、
抗がん剤の副作用で苦しい思いをした時期があり、
真夜中に痛みで眠れないときに、家族や看護師さんに、
「何とかしてあげたいけど、どうしてあげることも出来ない」と言われました。
せめて側に居てもらえるだけでいいんだけど・・・と思いながらも
迷惑を掛けるのが躊躇われて、ひとりで泣きながら痛みをこらえ、
こんなに思いをするなら死んだほうがマシだと思ったことが思い出されたのです。
セラピストさん達の励ましの声掛けで、
「あぁ、私はこうしてもらいたかったんだ」と、
心の痛みを過去に遡って癒してもらえた気がしました。
これが初回のセッションで一番印象深い体験です。

人によっては、イメージが映像として目の前に広がったり、
どこからともなくメッセージが聞こえるということがあるようですが、
私はどうも、そういったタイプではないようです。
しかし、セラピストさんの誘導によって、
自分なりに想像をめぐらせ、イメージを膨らませました。
目に見えなくとも、声が聞こえなくとも、
頭の中に浮かんでくる言葉が自分へのメッセージだと信じて受け入れました。
意識を集中すると、身体の中が浄化されていくイメージが浮び、
セションを終えたあとは、本当に身体がスッキリと軽くなるのが不思議です。
どうしてか、とても楽しかった!という気持ちになりました。


二回目のセッションは初回と同じセラピストさん達もいらしたので、
信頼感・安心感で、全て身をまかせるような形で臨めました。

このセッションを受けるまでの間、
前回のソマティックに基づいたプチイメージ療法みたいなものを
自分なりに毎日行っていたので、
二回目はそのプチイメージ療法の
スペシャルパワーアップバージョンを受けるような気持ちでした。
やはり不思議な映像もメッセージもありません。
ただ、毎日行っているプチイメージ療法のおかげか、
イメージがスムーズに浮かび上がるようになりました。

この日は、身体の不純物が指先からスッと出て行く感じがあり、
自分の身体の中がきれいになっていくイメージがよりハッキリ浮かんで、
健康を回復しているという自信と確信のようなものが得られました。
こうした気持ちは、何ともなしに湧き上がってくるものではないので、
ソマティックで後押しをしてもらってこそだと思います。
二回目を終えた後も、やはり身体がスッキリして、実に楽しい気分でした。
セッション自体、面白いとか可笑しい事は何もしてないのですが、
やはりこの日も楽しくてウキウキした気分で帰途につきました。


ソマティックは、スポーツ選手が観客の声援を一身に受けて、
それを源にパワーを発揮するという感覚に似てるかもしれません。
病気を治すために、たくさんのセラピストさんが力を貸してくださり、
そこにはネガティブな感情はなく、明るい期待が溢れています。
そんな前向きな意識の集まりが、自信や安心感を与えてくれている気がします。



★★・・・・・★・・・・・★★
   自宅のプチイメージ療法
★★・・・・・★・・・・・★★

ソマテックヒーリングと、これまでに読んだ数冊の本を参考に
それぞれのいいとこ取りで組み合わせたオリジナルのプチイメージ療法です。

【朝と晩】

<1>水を一杯飲む。
   (身体をきれいに洗い流してくれるイメージ)

<2>腹式呼吸10回
  (宇宙のエネルギーを吸って、はくときは身体の毒を宇宙に吸い取ってもらうイメージ)

<3>愛と感謝
◇自分自身への愛(暖かい光で包むイメージ)
◇自分に関わる全ての人への愛(暖かい光を送るイメージ)
◇物や自然、地球、全てへの愛(全てのものに光線をあてるイメージ)
◇愛をもらう(全てのものから光を注いでもらうイメージ)
◇病気に感謝(たくさんの気づきをあたえてもらえたことに感謝する)
◇病気を手放す(愛を注いで箱に詰め、リボンをかけて宇宙に返すイメージ+「ありがとう」の言葉)

<4>エネルギー
◇大地のエネルギー(その時々で心地よいと思える場所を選んで、足元からエネルギーを吸収するイメージ)
◇宇宙のエネルギー(宇宙のエネルギーを頭上から注がれるイメージ)
◇混合(2つのエネルギーを身体の中心で混ぜ合わせて、身体全体を満たすイメージ)

◇返還(余ったエネルギーを地球に戻す。
◇おすそ分け(返還したエネルギーを含め全ての人に良いエネルギーが行き渡るよう祈る)

<5>浄化
◇抗がん剤(癌にだけに良く効いて、 他の細胞には影響しないということを身体に言い聞かせる)
◇解毒(両足、両腕をふって、指先からふり身体の中の毒を出すイメージ)

<6>時間に余裕のあるときは・・・
◇翌日仕事でお世話になる人、一緒に遊びに行く友人、
  外出先でお世話になる人などなど、個人単位で愛と感謝
◇良質な食物を作ってくれる農家の人やそれに関わる人達に愛と感謝
◇疎遠になっている家族や親戚に、愛と感謝
◇過去に快く思っていなかった人に(嫌な思い出を手放して)愛と感謝

<7>自然に向けて
◇朝であれば太陽、夜であれば月や星に感謝。
  台風であっても「悪いものを吹き飛ばしてくれてありがとう」など、
  何でも良いことにこじつけて感謝。
  最後に「今日も一日よろしくお願いします」
  または「今日も一日ありがとうございました」の言葉。


【入浴中、またはお風呂上りのボディケアで】
手や足をマッサージしながら「副作用に負けずにいてくれてありがとう」の言葉。
余裕があれば、身体全部に同じように声をかける。

言葉は心の中でつぶやきます。声に出すとしても小声です。
<3>〜<6>の順序は特に決まってません。
自分で適当に作り上げていったものなので、
その日その日で、頭に浮かぶ順番で行っています。
他のことが気になってイメージが浮かびきらないときや、
時間に余裕がない場合は、
この流れを言葉でただ辿るだけの時もあります。
イメージするのが面倒なときは、
朝であれば鳥の声、夜であれば虫の声をボーっ聞いて、
<1><2><6>だけで終わることもあります。
時間にして、短いときは5分、長くとも15分くらいです。
毎日の気分次第でかなり適当です(笑)



<その後の経過>

先月のソマティックヒーリングも大変気持ちよく
そして楽しく受けさせていただきました。
いつもありがとうございます。

本日、抗がん剤を始めてから初めての検査結果が出ましたので、
まずはご報告です。

おかげ様で、一番きになっていた部分の腫瘍が
7割ほど消失していました!
周囲にあったものも消えて筋状の炎症痕(?)になっており、
新たに出来た腫瘍は見当たらないとのこと。
残っているのはほんの少しです。

もちろん私は良い結果を期待をしていましたが、
主治医の第一声が「とにかく良い結果なんだよ!」と声が弾んでいたので、
予想外の劇的な結果だったのではないでしょうか。
「薬が本当によく効いているみたいだねぇ」と話していました(笑)
ソマティックのことも玄米菜食のことも話していませんが、
せっかく良い経過を辿っているので、
主治医の薬に期待する前向きな気持ちも、
私の治るパワーにしていこうと思います。

<第三回目のセッションの後の印象>

3回目のソマティックでは、腫瘍縮小の嬉しい報告が出来て、
そして皆さんに喜んでいただけて、本当に良かったです。
前回、皆さんに「絶対治っているような気がする」と力強く言われて、
その期待に応えたいという気持ちから、検査の結果が出るまで、
皆さんに喜びの報告をするイメージをずっと持つことが出来ました。
これまでの私であれば、期待がはずれた時のがっかり感を軽減するため、
いつも最悪のことを頭に置くというクセがあったのですが、
毎日のプチイメージ療法で鍛えた(?)成果もあってか、
最悪ではなく、最高の期待をいつも描けるように変わってきたみたいです。

セッションを重ねるごとに、自分の身体は自分で治せるんだという
しっかりとした自信も持てるようになってきました。
「どうしたら病が治せるか、身体がちゃんと知っていますよ」という語りかけに、
頭ではなく、身体が受け止めているのを感じられます。
そしてセラピストさん達の声掛けは、やはり大きなパワーを与えてくれます。

普段の生活の中では、周囲の人は気遣いからなのでしょうが
病についてあまり深く触れようとはしません。
そのよそよそしい感じは寂しくもあります。
病というのは、無関心でいると、気づいて欲しいと
泣いたり暴れたりする子供のようなものかもしれないなぁと
最近になって思うようになりました。
紐解いていくと、それは私自身の心を反映したものじゃないかという気がします。
いつもセッションの前には「女王様のようにしてくれていいのよ」と言って下さるので

ちょっと遠慮しながらも、ちょっとは甘えて身体を自由に解放させて貰っています。
そして沢山のセラピストさんが病=心へアプローチしてくれるので、
関心を注がれた病は癒され、解放された体は本来の自然治癒力を気づかせ貰っている、

そう感じるようになりました。

始め、ソマティックというのは、
催眠で病の原因を探る⇒その原因となるものを取り除くという概念があったので、
病の原因となる決定的な何かを見つけられるものだと思っていたのですが、
私の場合は、セッションを受けるごとに、少しずつ何かに気づき、
自分の病の原因が何たるかを、色んな方面から理解してきているように思います。
コレ!という決定的なものではなく、
自分の人生の流れにあるべくしてあるものなんじゃないかなと。。。

病がひとそれぞれ違うものであるように、
癒す方法もまた人それぞれ異なるものなのかもしれないですね。
でも、これは誰にでも共通するのではないかと思うことがあります。
それは全てを頼る、全てをお任せするのではなく、
自分で出来る最低限のこと、例えば生活習慣を改めるだとか、
食生活に気を配ってみるとか、思考を変えてみるだとか、
無理なくやれる範囲のことはやってみて、
その上で、誰かに後押しをしていただくということ。
ソマティックを受けるにあたっても、
自分で出来ることはここまでやっている、という自信があれば、
その効果はより高まるのではないかと、自分の体験から強く確信しています。

その後も、これといった辛い抗がん剤の副作用は出ていません。
体調もすこぶる良いです。
食欲もあって、スポーツも楽しんで、様々なイベントに出かけ、
仕事も家事もほどほどやって、ぐったり疲れるということもなく
これまでにないくらい健康的に過ごしています。

長くなってしまいましたが、
こうして振り返ることで、更に沢山のことに気づきました。
こんな穏やかで幸せな気持ちで一年を締めくくり、
新たな年を迎えられることに感謝せずにいられません。
萩原先生はじめ、セラピストの皆さん、本当にありがとうございます。
年内、まだまだお忙しいことと思いますが、お体に気をつけて、
そしてまた来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
またパワーを貰いに行きます!


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